もやしが安い理由は何故?価格低迷に業界はもう限界!?

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もやし 価格 安い理由

もやしといえば苦学生や
家計の味方なイメージ。

1円という価格で目にすることもあり、
安い理由はなんだろうか?
この値段で本当に生産者は
やっていけるのか?

なんて思っていましたが
実はかなり危ないらしいです。

そうなっているわけを調べました。

普段安いなと思いつつも
どうしてなのか考えませんでしたが
きちんと理由あってのことなんですね。

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もやしが安い理由

いくつか要因がありますが

  • 天候に左右されず安定して生産できる
  • 生産コストが低くなっている
  • 小売業者が原価割れで販売

この辺りが価格が安い理由でしょう。

天候に左右されず安定して生産できる

工場で生産しているもやしは
畑など外で栽培する野菜と違って
天候に左右されず、安定して生産できます。

他の野菜と異なり天候で
生産量が減ることもないので
価格が高騰することもないのです。

しかも、もやしの工場は
24時間体制で生産しており
かなり大量に作られる為
それも要因の一つです。

コストが低い

緑豆やブラックマッペ、大豆などを元に
大量に生産されるもやし。

かなりの部分を自動化で生産しており
人件費のコストを下げるなどして
今の値段が実現しているのです。

とはいえ、大豆などを輸入していると考えると
スーパーのあの価格はすごい。

原価って言葉が存在しないかのようですからね。

小売業者が原価割れで販売

スーパーなどで目玉商品として
もやしが1円というのを目にしたことがあります。

そんな価格でやっていけるのかな?と
疑問に思っていましたが、
やはり原価割れしているようです。

周りの店舗が安いと、
その価格と競争するように値下げするので
歯止めが利かなくなっている部分もあるのでしょう。

心配なのは小売業者が販売価格のために
仕入れ価格を下げさせたりしていないかということ。

その事実があるかは店によりけりでしょうが
すでにもやし業界側は限界のようです。

もやしの原価は上がるのに、価格は下がる

もやしの原料はごぞんじでしょうか?

先ほども文中でチラっと名前を出しましたが
緑豆やブラックマッペ、大豆などが原料です。

ちなみにカイワレやスプライトも
広い意味ではもやしの仲間らしいですよ。

なぜ原価が上がっているのか

もやしの主な原料の一つである緑豆。

これは中国産のものを輸入しているのですが、
この輸入価格が上がり続けているのです。

具体的には2005年を基準とした時に
2015年には3倍近くまで価格が上がりました。

2016年は落ち着きましたが
それでも2倍強といった価格で
2017年は2015年の基準を超える予想です。

一方でもやしの価格は2005年よりも
下がったままとなっています。

そりゃ生産者きついですよね。

もやしの価格をせめて40円に

もやし生産者協会が2017年3月15日に
『もやし生産者の窮状について』
という文書を全国の市場やスーパーなどに
送付するという事態が起こりました。

もやし生産業者の窮状についてはこちらから。

2009年には全国で230社以上あった生産者は
今となっては130社を切っていて、
現状では廃業を考えるところも多いのです。

このまま廃業する生産者が増えれば
もやしの安定的な供給ができなくなります。

結果として価格は高騰
様々な食品やお店に影響が出るでしょう。

もやし生産者協会は最低基準として
1袋を40円で販売して欲しいと訴えています。

消費者である私や皆さんは
この40円という価格をどう考えますか?

立場や現在の給料など
様々な要因で意見はかわるでしょう。

最後に、私個人の意見を書きます。

もやしの値上げは許容すべき?

私は現状の値段が安すぎるのでは無いか?
という疑問を前から持っていたので
40円でいいのなら、その価格で!
すんなり受け入れられますね。

安すぎると不安になるので
ある程度の価格の方が逆に安心できます。

もやしは暗所で育てる作物のため、
細菌などへの抵抗力がなく
痛みやすい食材です。

よく世間では賞味期限は2日といわれるように
袋を開けたら直ぐ食べるもので
大量に購入して保存するものではありません。

小売側としては売り切ってしまいたい
そのために安い価格で売りたい
そういう考えも理解できます。

しかし現状を放置すると
もやしの生産者は廃業一直線。

コストが低いといっても人件費や
原料の輸入価格はどうにもならないです。

私はラーメンにはこれでもかというぐらい
もやしがたっぷりと入っていて欲しい。

カルシウムやカリウムなどのミネラルや
ビタミン、食物繊維が含まれた
とてもヘルシーな食材でしかも手ごろな価格。

これがなくなってしまうのは正直寂しい。

急に40円にすることは難しいとしても
値下げ競争でどこも1円!みたいな
特売の影響が生産者に行かないように
何とかして欲しいです。

もし値段が上がったとしても
その現状を知ってしまった今となっては
どこにその矛先を向ければいいのやら。

我々にできるのは値段がちょっと上がっても
小売業者側と生産者の間で
何らかの決着がついたのだなと
受け入れてあげることではないでしょうか。

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