農薬を使わずに
野菜を育てる植物工場。
そこで作られる工場野菜に
注目してみました。
パッと思い浮かぶような
デメリットがないのですが、
逆にメリットは色々と思い浮かびます。
その辺も気になりますよね。
その他にも栄養価や育てられる種類、
味に違いはあるのかなども
調べてまとめています。
この工場野菜って今後ますます
需要が伸びる予感があるので、
今のうちに色々と知っておきたいって
思ったんですよね(*ノノ)
工場野菜とは?
工場野菜というのは植物工場(野菜工場)で
栽培された野菜のことです。
屋内で栽培するために衛生状態が良く
形が整っていたり、農薬を使わないので
危険性も少ないとされています。
近年では異常気象や害虫、
雑菌による病気などの弊害などに
気をつけている外食産業などでは
取り入れているところも多いです。
そのため、私達もそれが工場野菜と
気がつくことなく口にしていることも
現在ではあると思いますよ!
形や品質をコントロールできるので
例えば葉っぱがちょうどサンドイッチの
大きさになるように育てる
などということも普通に行われています。
一定の品質を必要とするような
食用以外の様々な分野で
工場野菜は注目されているのです。
工場野菜のデメリットやメリットは?
工場野菜の説明をすると
メリットばかりが思い浮かびますが
最大のデメリットが今のところ
一番大きいようです。
デメリット
安全性
基本的には工場野菜の
説明の通りではあります。
肥料のコントロールに失敗して
硝酸態窒素が過剰に残っている
野菜が出回る可能性程度。
品質管理の面で弾かれるとは思いますが
コストが下がってくると……。
工場ごとに使っている養分液や
管理方法が異なるために
その判断をする必要があります。
品質
品質が一定になるメリットがあるだけで
デメリットは無いと思われる。
水に病原菌が進入した場合
まとめて全滅するけれども
品質とは関係ないですし。
値段
基本的に一定の値段になるけれども
一般の野菜よりも割高。
- 以下、割高になる理由です。
- 工場の建設コストが掛かる
- LEDなど光源のコストが掛かる
- ランニングコストが掛かる(冷暖房など電気代)
- 値崩れにつながるので安易に拡大できない
- 一定の品質にするためにノウハウが必要
24時間ガンガンにLED灯で
照らしていたりするので
そこはしかたないですね。
メリット
安全性
閉鎖された空間で作る関係上、
ほぼ無農薬でも虫の影響を受けず
農薬による危険性がほとんどありません。
また、水に病原菌が繁殖した場合
同じ水を使っているエリアがダメになるので
衛生管理も厳しい。
その他にも工場野菜には
どこで作られた野菜であるか?
というのがわかりやすいため
消費者の安心につながりやすい。
品質
大きさや形状が一定になりやすく
同じような見た目に保てる。
閉鎖された工場内で栽培されるため
異常気象によって収穫が
左右されることがない。
その年の気温などによって
不作になるリスクが無い。
一定量の野菜を供給することが可能。
病気や害虫に強い品種ではなく
美味しい品種やたくさん収穫できる品種を
選んで栽培することができる
値段
基本的に電気代などで
割高になるイメージですが
無農薬で育てることができるため
洗う必要がない野菜が生産出来ます。
- 常に一定量の供給
- 常に一定の品質
- 洗う手間を省ける
以上のメリットと一般の野菜の値段との
差額を考慮した時に、
工場野菜を選択する企業が
最近では増えています。
やっぱりメリットの方が多い
例えばコンビニのサンドイッチです。
レタスに虫は食っていないか?
葉の大きさは小さかったり
大きかったりはしないか?
これを判別する労力がなくなり
一定の大きさで供給されるというのは
一般の野菜との値段の差を
覆すほどに魅力的なのでしょうね。
ただ、現状では工場野菜を作る
野菜工場は赤字経営で
撤退や倒産する会社もあるそうです
すぐにもやしを思い浮かべました。
もやしなんかはスーパーで
超激安で販売されるせいで
生産業者が異例の声明を発表していますね。
工場野菜の栄養価や種類・味は?
栄養価や味、食感は
普通に売られている野菜よりも
選択肢の幅が広がります。
工場野菜は水と養分液と人工光のみで
作られるから栄養価が低いと
私も思ったのですが色々と調べると
基本的に変わらないとしているサイトが
多かったですね。
むしろ工場野菜は栄養素を
コントロールすることができます。
いわゆる「機能性野菜」というもので
健康にアンテナを張っている方なら
ご存知の方もいるでしょう。
ちなみに、通常カットして洗ったり
殺菌したりという作業工程が無くなる分
もしかしたら栄養価が高い可能性も
今後出てくるんじゃないかと。
工場野菜の種類は?
よく知られているものとしては
トマト、レタス、カイワレダイコン、
エノキタケ、もやしなどなど。
葉物野菜やハーブ、豆苗、水菜など
現状コストが回収できる野菜は
まだまだ少ないです。
それに果樹や穀物などは
栽培できないですし
まだまだ発展の余地がある
分野であるともいえます。
様々な業界が注目している?
「一定品質の野菜を一定量生産できる」
これが物凄い重要なんです。
それは外食産業だけでなく
本当に様々な分野から
注目を集めています。
例えば美容業界です。
天然の植物由来の成分などを
一定品質で栽培できるとしたら?
植物の栄養をコントロールして
例えば「ビタミンが豊富な植物から
作られた美容品です!」
みたいなことをしたいと考える企業
絶対少なくないですよね。
単に食べるだけではなく
多くの分野にとって有用になりうる
そんな工場野菜たち。
私達が口にしているその野菜
実は工場野菜かもしれませんよ?
ちなみにもやしはほぼそうです(笑)
最後までお読みいただき
ありがとうございました。