連載を読んでの感想を書いていますので
ネタバレが嫌な方は
ブラウザを閉じるなりなんなり
自分で回避をお願いします。
キン肉マンビッグボディが
幻の必殺技である
メイプルリーフクラッチを決めて
強豪ギヤマスターを下しました。
続いてキン肉マンかと思いきや
戦いはゼブラの出番に。
普通に考えると王位争奪戦で破られ
前シリーズでステカセキングが放つも
フィニッシャーにならなかった
マッスル・インフェルノではない
新必殺技に期待したいのがファンの心。
やはりキン肉マンとの対戦経験を持つ
超人の方が試合展開が過去と比較できて
楽しみが多いというのは本音。
前の二試合のクオリティの高さゆえに
この試合も否応なく内容に
期待が高まるわけです。
オメガの民の伏線も徐々に回収がはじまり
まだ面白くなるのかとドキドキ。
週刊誌の漫画を読んでても
次週(次回)が気になるなんて
若い時以来なおっさんです(*ノノ)
キン肉マン第243話~第247話感想!マリポーサvsヘイルマン
キン肉マン第248話~第252話感想!ビッグボディvsギヤマスター
目次
キン肉マン第253話の感想
第253話 不公平な神!!の巻
の感想です。
ビッグボディが勝利をつかみ取り
観客もビッグボディコール一色。
「これが勝利というものか」
この言葉にどれだけの思いが
込められているかを考えると
おっさんの目にも涙が(ぉぃ)
そして試合中にはついに落ちなかった
軒轅星の揺れが激しくなり
様子がおかしくなるギヤマスター。
過去に本当に落ちてきたとか
むしろこの軒轅星が落ちた後に
どうやって宇宙に戻ったのか
気になるけどつっこみはしまい。
ともかく本当のところ
地球に戻ってきても認められないのでは?
とビビっていたのは
むしろギヤマスターの方だったわけで。
気になるキーワードは
オメガの民が過去に犯した罪
でしょうかね。
これだけ時が経ったに
軒轅星は許さないのだとしたら
どうしたら許されるのか?
神はつくづく不公平だと口にし
ついに落ちてきた軒轅星に
潰されるギヤマスター。
神は不公平だに対し
本当に不公平だ
神ってヤツはな
この辺のセリフにこの戦いに
あえて悪名の残るマスクで
参加している4人の事情なども
透けて見えてきますね。
イタリア デルモンテ城
てっきりキン肉マンを挟むと思いきや
お次はゼブラの試合に。
八角形の独特なリングの上で
ノーガードで殴り合う二人。
そういえばキン肉マンゼブラは
超人ボクシング・スーパーヘビー級の
タイトルを持ってましたね。
ここにきて2連敗した六鎗客に対し
挑発するゼブラですが
対するマリキータマンも負けてません。
ボクシングはオレも得意との言葉通り
前述のスーパーヘビー級のパワーを持つ
ゼブラのパンチをものともせず殴り返す。
そしてそのままマリキータマンが
今度はフライングボディアタックで攻めると
同じタイミングでゼブラも
フライングボディアタック。
ぶつかった両者が空中で同時に
ドロップキックを放つなど
非常にかみ合う試合展開に。
強者だけが生き残るのが
古来からの超人の習わしとし
残った3人だけでもオメガの民の
目的は達成できると
マリキータマンは口にします。
逆に言うと人数がいなくても
問題がないようなことが
目的になっていると
考えていいんですかね?
お互いに見切ったと言って
パンチでのラッシュを繰り出し
双方が華麗に避ける展開。
同じタイプっぽい印象になっているだけに
いかに相手を上回ったか
これが勝負のカギになりそう。
なんというかカレクック戦とは
また別の印象の超人に見えるあたり
本当に正義の五本槍相手には
本気ではなかったんだなというのが
今更ながらにわかります。
ゼブラに対してすべて圧倒して
勝利すると宣言するマリキータマン。
強烈なローキックを放ち
動きが鈍ったゼブラを隙と見るや
右のアッパーカット。
しかしゼブラこれを華麗に避けると
バックスピンキックでその右拳を
マリキータマンの顔面に炸裂。
王位争奪戦の時のあの場面を
思い出させる印象的なシーン。
キン肉マン戦にて放った
自身のメフィストパンチが
キン肉マンのトラースキックにあたり
自分の顔を殴ってしまったあの場面。
まさか他の超人に対して
あの時の再現をしてみせるとは!
技巧の神に選ばれた男の
テクニックはさび付いていない
というところで次回に。
ぶっちゃけマリポーサがテクニックも
全部もってっちゃったかなと
そんな風に思ってました。
でもここでそれをやってみせるか!
という風にニヤニヤしたファンは
非常に多いでしょうね。
実際にパンチを避けて背を向けたときに
あれ?この流れはもしや!?
と私も思いましたし。
この試合もかなり期待できますな。
キン肉マン第254話の感想
第254話 八角形の達士!!の巻
の感想です。
マリキータマンのアッパーカットを
バックスピンキックで蹴り
その拳を顔面に自爆させたゼブラ。
色々と言いたいことが多すぎる
ファンにとっては素敵な場面で
ちょっと言葉にできない。
ぶぎゃー かな?(古
自爆したマリキータマンに対し
そんな遊びの拳でオレに勝つつもりか?
と挑発するゼブラ。
それに当然勝つつもりであると返す
マリキータマンは自信満々。
その理由は八角形のリング。
マリキータマンは命を懸けた
試合の時は常に八角形のリングで
雌雄を決してきたと語ります。
そして多くの超人を沈めてきたとも。
だから沈むのはお前の方だと
ゼブラに対してムーンサルトアタック。
しかしそれを空中でゼブラは
リバースネックチャンスリーでキャッチし
そのままリバースのブレンバスターと
やはりテクニックよりパワーな
流れで試合展開をつくります。
その点は本人も分かっているようで
自分の本質はこのようなパワーではなく
テクニックにあると語るゼブラ。
本領発揮と言わんばかりに
変形のパイルドライバーである
ゼブラ・サンダーボルトクラッシュ
難解な立ち関節技である
ゼブラ・ヘルズサブミッションと
次々に技を決めます。
よくよく思い返してみると
キン肉マン戦でもパンチばかりで
テクニックの部分は全部が
マッスル・インフェルノの印象(ぉぃ)
ゼブラ・ヘルズサブミッションのまま
マリキータマンにギブアップを勧めるも
オメガの民にギブアップはないと
つっぱねるマリキータマン。
完璧超人の方がありかたとしては
近い感じなんですかね。
また、虫けらという呼び方に対しても
文句を付けますがゼブラは
「虫が好かぬか?虫だけに」
悲報キン肉マンゼブラ
どうやらジョークのテクニックは
なかったもよう
挑発なので面白くなくても
全然大丈夫なのですが
怒ったマリキータマンは
その柔軟性で関節技から脱出。
そしてゼブラはついに
ロープの上に立ちますが
出すの早いなぁ(笑)
マッスル・インフェルノ破れたり
知ってた(真顔)
八角形のリングのロープの上を
次々と飛び移っていくこのムーブ。
四角形よりも仕掛ける早さも威力も
格段に上がると口にしつつ
マッスル・インフェルノの態勢へ。
場外の壁へとサーフボードのように
マリキータマンを乗りこなし
飛んでいくゼブラ。
マリキータマンは羽を広げて
難なくそれを回避。
知ってた(もう一回)
むしろ壁じゃなくて
さっさとリングの鉄柱に
ぶつければいいのにと
思っても突っ込んではいけない。
体勢を崩したゼブラの背後に
空中を飛んで移動し
マリキータマン逆転となる
エクスキュースナー・スープレックス。
キン肉族三大奥義の一角が
堂々と破られる結果に。
お馬さんが当時破れたけれども
空気を読んで破らなかった必殺技だし
壁にぶつけたのにフィニッシャーに
ならなかったし。
ここでマッスル・インフェルノが
破られても全くショックがないという。
むしろこれで新技があることが
濃厚になったので今後の楽しみが
ますます増したことの方が大きいですね。
キン肉マン第255話の感想
第255話 三大奥義(マッスル・インフェルノ)、陥落!!の巻
の感想です。
マッスル・インフェルノは
破られるとほとんどのファンは
思っていたので問題なし。
カレクック戦のことを考えると
羽で何とかされるのは
ゼブラも想定内でしょうね。
キン肉マン 63 (ジャンプコミックス) [ ゆでたまご ]
実際にスープレックスで
リングに叩きつけられたゼブラは
即座に離脱するとマリキータマンに
お返しとばかりの延髄ラリアット。
そのまま攻撃の手を緩めずに
S・T・Fを決めるなど
全然元気ですし。
決められたまま必殺技は破ったと
口にするマリキータマン、
それに対してのゼブラは
「”旧式”のインフェルノに
欠陥があるのはわかっていた」
出たー本人の口から
旧式であるとの宣言が。
これで新たなフィニッシュホールドが
ゼブラにあることは確定なので
後はどんな流れになるかですね。
むしろビッグボディの時と違い
完全に安心して次回を
待ててうれしい発言(ぉぃ)
とはいえ三大奥義の一角を
破って見せたマリキータマンの
実力を認める発言をするゼブラ。
ここからが試合の本番という感じ。
過去の流れの再現か?
ゼブラに認められてもうれしくない
本当に認められたいのは
オメガマン・アリステラのみだ。
八角形のリングで無敵を誇っていた
マリキータマンと互角以上に戦い
屈服させたのはヤツだけ。
やっぱりオメガの民にも友情が
存在しているしそれがキーになり
友情パワーを発現している
という可能性も出てきましたね。
私は友情パワーは使命感や責任感が
キーだと思ってるのですが。
だからただのなれ合いになった
友情パワーに対してソルジャーが
喝をいれたという認識。
さておき、では明日からは
オレにも屈服するのだな
なんて茶化すゼブラ。
あまりの言いっぷりに激高し
ミミックニードルで出した針で
ゼブラの身体を切り裂くマリキータマン。
その口からはこの戦いが
オメガの民のすべての承認を得て
アリステラ主導で行われている
という事実が発覚。
そしてオメガマン・ディクシアは
すべてはこの時のための
先兵であったとも。
そういった背景から
王位争奪戦の時に
仲間を金で買ったゼブラと
一緒にするんじゃないと
心からの怒りを口にします。
この一言にはさすがにゼブラも
思うところがあったのか
逆上して攻撃を仕掛けます。
ガードされたし雑に攻めたのかな?
と思いきやさすが技巧派の超人
それは誘いで背後に回り
チキンウイングスープレックス。
しかしトゲを警戒した技こそが
マリキータマンの必殺の射程。
身体を反転して強烈な
マリキータピカレスクギロチンで
リングに叩きつけます。
終始圧倒し、圧倒しているような
発現を重ねていたゼブラが
ここにきて全身がぼろぼろに。
そしてマリキータマンはついに
ゼブラの核心の部分に触れます。
白のゼブラと黒のゼブラ
2つの顔についてです。
この試合のゼブラは白一色で
毒は吐いても黒く染まらない。
この疑問に答えるつもりはないゼブラに
マリキータマンはカレクック戦でも
心理を読み取るのに使った
ロールシャッハ・ドットを発動。
胸のナナホシが形を変えて
現れたのはシマウマ。
まさかあのシマウマは
愛馬キッドでは!?
というところで次回へ。
新・必殺技に関して
ファンの間では王位争奪戦の時の
マッスル・インフェルノは未完成
とする説もあるんですよね。
が、これに関しては前のシリーズで
キン肉族の開祖であるシルバーマンが
壁画を残したものであり
技は世代ごとに改良を重ねていくもの
というような発言を残してます。
なので発展形の技を
用意しているのではないかなと。
ぶっちゃけ愛馬であるキッドとの
友情に報いるような技であると
私は勝手に思ってます。
あれだけ金で買う信用以外を
認めなかった男が
友情の技を出してきたとしたら
そりゃ、泣けますよねぇ。
キン肉マン第256話の感想
256話 黒のゼブラの実力!!の巻
の感想です。
タイミングのせいかゼブラ戦が
ずいぶん長く感じますね。
※休載が挟まっていたため
マリキータマンは黒ゼブラと闘いたい。
黒の方が容赦がなく残虐で
強いから闘いたいのか?
白よりも黒の方が攻略しやすい
そう見ての戦略なのか?
八角形のリングのエピソードなど
戦闘狂の気がありそうなので
前者っぽいですかね。
キン肉マン [復刻版] 全巻セット (1-36巻)/ゆでたまご/集英社
ロールシャッハ・ドットで
胸に相手の本心を浮かび上がらせる
マリキータマン。
浮かび上がったシマウマの模様に
観戦している会長も思い当たることが。
ゼブラも自分の心の内側に
親友でもある愛馬キッドが
棲んでいることを認めます。
マリキータマンがちゃんと
自分が殺したくせにとツッコミますが
すでにゼブラはずっと背負っていくと
覚悟を決めているあたりが
改心したのかなとわかる部分ですね。
気になるのは
「その業ゆえにオレは
新たな一歩を踏み出せた」
の部分でしょうか。
キン肉マンとの一戦で
改心したため黒のゼブラは
封印しているのでは?
というのは私も同じ感想だったのですが
本人によると封印はしておらず
現在の姿がベストであるとのこと。
やはり黒ではなくてこの状態でこそ
出せる技があるんじゃないかと予想。
一方で華麗なテクニックを魅せる
ゼブラの負の一面をどうしても
みたくなったマリキータマン。
自分のファイトスタイルとかみ合うのは
黒の方であると確信しているかのような
言動なんですよね。
言葉を尽くしても黒になろうとしない
ゼブラに対して無理矢理黒くしようと
全身をゼブラ柄に変えるマリキータマン。
うかつにも攻撃してきたゼブラをとらえ
コキネリツイスターで全身を締め上げると
ロールシャッハ・インフリューエンスで
なんとそのシマ模様をゼブラに移動。
ロールシャッハドットなんでもありだな(笑)
インフルエンスはインフルエンザや
インフルエンサーなどでも同じ
影響する、影響を与えるって意味かなーと
調べずに解釈してます。
黒ゼブラ再び
ロールシャッハ・インフリューエンスで
縞模様がゼブラの全身へ移動し
黒く目あげていくと
ついに黒のゼブラが目覚めます。
全身を締め上げていたマリキータマンを
片腕で無理やり引きはがして
リングに叩きつける。
そして片足をつかんで
そのまま持ち上げるという
相変わらずのパワー。
出てきた黒ゼブラが
マリキータマンをリング中央へと
投げ捨てると今度はロープへ。
ロープを駆けていくこのムーブ
え、もう出しちゃうの?
もしかして新技!?
ゼブラ再びマッスル・インフェルノの
体勢へと移行するも
攻略済みの技に対して
同じ回避法を試みるマリキータマン。
「さっきは白ゼブラの野郎が
しくじりやがった
このオレはそうはいかん」
飛び乗った状態からさらに
右足で右腕をクラッチ
左足で背中を固定
左手で両足をクラッチして
脱出できないような体勢へ。
体制維持のためっぽかった
左足で羽の展開を阻止し
黒ゼブラが新必殺技をついに炸裂。
その名も
真・マッスル・インフェルノ
マリキータマンは防御もできず
そのまま城壁へ頭が食い込みますが
意識を奪うことはできず。
コイツがみたかった
じゃねえよ。
だから鉄柱に当てろと(笑)
新技が軽いということは
真・マッスル・インフェルノ
は見せ技で別にありそうな
展開だなーと思いましたね。
私が引っ掛かっているのは
上でもちょろっと引っ張った
「その業ゆえにオレは
新たな一歩を踏み出せた」
の部分なんですよね。
キン肉マンにおいて
単なるクラッチの改良程度では
決定打にならないというのが
私の中で印象としてあります。
阿修羅バスターしかり
改良型しかり
また、すでに完璧に決まったはずの
マッスル・インフェルノで
試合が決まらなかった事例もあります。
このレベルの超人同士の闘いにおいて
マッスル・インフェルノでは
決め手にならないことは
読み手として意識にあったこと。
その上でわざわざ『黒』のゼブラが
真・マッスル・インフェルノを
放ったことからもまだ隠している
技があるんじゃないかなと。
そしてそれができるならば
『白』のゼブラがキッドに捧げる
友情の技であるならば
また私は泣いてしまうかもしれない(ぉぃ)
キン肉マン第257話の感想
第257話 反撃の完全変態!!の感想です。
インフェルノさんどうしてすぐに
破られてしまうん?
という前回の続きから。
もう1話ぐらいありそうな予感
と書いたらまだ続きそう。
やはりキン肉マンとの試合経験があると
長くなる法則なのか(笑)
「並の超人ならばこの一撃であの世行き」
という言葉から先の完璧超人達との闘いから
レベルが上がっているのは間違いないと
そう感じさせる展開に。
さすがは六鎗客と黒ゼブラも認めるところ
しかしインフェルノはこれからだと
さらに攻撃を重ねます。
リングの鉄柱へ脳天をぶつける
ゼブラ・ブラッディドライバー
血まみれになったマリキータマンを
休ませまいとハイキックで
顔面を蹴り飛ばすなど
残虐ファイトが絶好調。
よくよく考えるとゼブラの登用は
カレクックとの共通点を
感じずにはいられませんね。
さらにすさまじいパンチのラッシュで
地獄を見せてやると攻めるゼブラに
ずいぶんとぬるい地獄だと
マリキータマンの態度は変わらず。
その余裕の源は何なのか?
てか、まだ隠し玉あるんですか!?
六鎗客ってやっぱ強敵なんだなと
改めて感じますね。
変態ってそれかよ
黒ゼブラには前回なってるし
この話のタイトルの変態はというと
マリキータマンがまさかの変態。
シェルタリングピューパで
全身を覆うと鎧のごとく高質化し
黒ゼブラのパンチを寄せ付けない。
メタルヒーロー的な外装で
個人的にはちょっとだけ
格好いいと思っちゃいました(*ノノ)
ちなみにコクーンが繭でピューパは
広い意味でのさなぎなんだそうです。
しかもこの形態になると防御力だけでなく
パワーもあがる模様で黒ゼブラの
あのパワーを持ってすら力負けし
閂に決められてしまいます。
ブリーチのような「なんだと」展開(笑)
そして決めたマリキータマンの方は
マリキータモルティングでなんと脱皮。
「モルティング(Moulting)」とは
「脱皮」を指す英語のことですね。
キン肉マンでここまで虫の特性を
前面に押し出して強いキャラって
あまり記憶にないです。
カレクック戦でいかに本気を出さずに
闘っていたかがよくわかります。
脱皮して残ったピューパは
ゼブラは閂でロックしたまま。
さらにそのピューパごとクラッチして
ゼブラを背後に投げます。
個人的にはこの投げたショックで
ピューパがバラバラになって消えるのが
演出としても美しいと感じました。
クレバーな戦略
大ダメージを負いながらも
執念で立ち上がる黒ゼブラもさすが。
しかしその動きがすべてわかっている
そんな様子を見せるマリキータマン。
背を向けたまま羽根の内側に収納された
柔らかい羽根でゼブラを包み込み
身動きをとれなくするという驚愕の技を披露。
さらにそのまま先ほどのお返しとばかりに
今度はゼブラの頭を鉄柱にぶつけます。
さすがの黒ゼブラもこれにはダウン。
他の六鎗客と比べても
多彩すぎませんかね?
実はアリステラの右腕的な
ポジションゆえの強さだとしても
驚かないくらい強いというか。
リングに倒れたゼブラに対し
黒のゼブラの強さは読み通りであり
勝利のためには黒にした方が
確実だからであると語りだすマリキータマン。
「黒の方が容赦がなく残虐で
強いから闘いたいのか?
白よりも黒の方が攻略しやすい
そう見ての戦略なのか?
八角形のリングのエピソードなど
戦闘狂の気がありそうなので
前者っぽいですかね。」
とか前話の感想で書きましたけれども
戦闘狂ゆえのクレバーな判断という
両方でしたねー。
そして最後にどや顔(?)での
「黒のゼブラよ…やはりおまえは
白のゼブラより弱い!」
という格好いいポーズで次回へ。
やはり白ゼブラさんか
話の流れとしてはわかりやすくなったかなと。
つまり黒のままならゼブラ敗北
白に戻ったらゼブラ勝利
という展開でしょう。
私が期待している新必殺技も
まだあるんじゃないかと思ってますし
白に戻るなりなんなりして
白黒つけて欲しいですね (*ノノ)
真インフェルノを超える技
期待してるんですがどうかなー。
キン肉マン第258話の感想
第258話 白と黒のデルモンテ会談!!の巻
の感想です。
歴史的にそんな会談あったかな?
と思って探してみたのですが
カルタジローネの大階段に
かけてるんですかね?
キン肉マン [復刻版] 全巻セット (1-36巻)/ゆでたまご/集英社
黒ゼブラにしたのは白ゼブラよりも
弱いからだよぶぎゃーされて
リングに倒れた黒ゼブラ(意訳
黒ゼブラ自身としては自分が弱いなどと
認めることはできないわけで。
さらに白ゼブラがもういいだろう
自分と変われと表に出てくる。
いや、普通そういうのって
逆効果ですよね。
指摘されたら逆ギレするのが
黒ゼブラの性格だと思うのですが。
白ゼブラが出てきたことによって
もはや猶予無しと考えた
黒ゼブラの結論は「勝てばいい」
この頑なさこそが弱点であると
マリキータマンが指摘するわけです。
それを戦略として試合の流れに
持ってきている点がやはり
マリキータマンという超人の
強さを表していると私は思うわけで。
ロールシャッハ・ドットを含めて
心理戦で優位に立てる戦闘狂とか
普通に強キャラですよ。
自分が戦って勝つという事に
固執する黒ゼブラに対し
そんな相手に負ける気はしないと
トドメと言わんばかりに
猛攻を駆けるマリキータマン。
倒れる黒ゼブラの胸からは
因縁のゼブラメダルが。
チーム全員に持たせていたけれども
モーターマンが負けて転がってきたのを
踏み砕いていたので
そんなにいいアイテムのようには(ぉぃ)
さっくりと和解
倒れる黒ゼブラを支えるのは
なんと内なる白ゼブラ。
汚れ仕事は全部自分に押し付けたのに
何をいまさらというド正論。
シマ馬キッドを殺して二人に分かれ
黒ゼブラが生まれたその日から
目を背けてきたことに
今こそ向き合う時が来た。
そう語る白ゼブラから出たのは
キッドを殺したのは自分であり
黒ゼブラに罪をかぶせてきたのだと。
今認めないとキッドだけでなく
黒ゼブラという自分の友すら
殺してしまうことになる。
そして白ゼブラが指さすのは
(ファンには微妙な思い出が残る)
キッドをモチーフとしたゼブラメダル。
白と黒にわかれたゼブラが
今こそ戻る時であり
キッドもそれを望んでいる。
一番イケメンなのはシマ馬の
キッドさんというツッコミ。
殺されて売られてもなお
友であるゼブラのことを
思っていたんだなぁ
(という好意的な解釈)
割とサクッと和解して
黒ゼブラから白ゼブラへと
戻っていくわけですよ。
これ、思うにワンピースのせいですわ。
ワンピースなら回想編で
単行本1冊分のエピソードに
入るところだったのですが
キン肉マンなのでさくっと終わったので
あれって思っちゃう(笑)
ただ、これ以上ゼブラの試合が
長引くのも二世を思い出してよくない。
キン肉マンゼブラ(真)
白ゼブラに戻ったことには
マリキータマンもさすがにびっくり。
邪悪神の手先ごときがと
攻めるマリキータマンに
サタンごときの手先だろうが
とカウンターのローリングソバット。
このシリーズ「おまいう」というか
ツッコミにツッコミ返す展開が
結構多い気がしますね(笑)
続けて蹴りを放つゼブラの動きを
冷静に見切り、がんじがらめにとらえて
マリキータマンが上昇。
俺たちオメガの信じるものは
一族の誇りだけだと
マリキータエリコプテロで
リングに叩きつけます。
イタリア語だと
elicotteroでヘリコプターなのですが
ギリシャ語の
το ελικόπτερο
の方が近いっぽいけど
イタリアが舞台だし
イタリア語なのかどうか
余談でした。
強烈な一撃を受けて血を吐き
リングに倒れるゼブラ。
委員長も試合を止めようとしますが
何かに気が付きゴングを鳴らすのを
取りやめます。
その視線の先にある画面では
倒されたと思ったがピクっと
わずかに動く姿が……
そしてやっぱりもう1話続くという。
キン肉マン第259話の感想
第259話 キッドとの結晶技!!の巻
の感想です。
休日でも更新するんだなーと
私のイメージだと休日があるから
1週抜かすイメージだったので
先週に更新日をみてから
首をひねってたのですが。
余談ですね。
64巻は運命の王子達が表紙で
非常に素敵な感じ。
キン肉マン 64 (ジャンプコミックス) [ ゆでたまご ]
身体はボロボロだけれども
精神的な問題が解決して
最後の力を振り絞る展開。
完全な勝ちパターンだなと
ゲンドウポーズで読む私(笑)
割と正義超人というか主側の超人は
ぼろぼろにされちゃうのが
キン肉マンのパターンですが
ゼブラはそのなかでも
かなりやられている方ですよね。
キッドが授けてくれたあの技で。
やはり真を超える技があるのか!?
と期待しますが思った以上に
ダメージは深刻な模様。
マリキータマンと比べてみると
そのボロボロ具合がよくわかります。
もはや立ち上がるにも
死力を振り絞らんばかりの様子。
ここで手を緩めないのが
マリキータマンの強さというもの
脚だけでなく心もへし折らんばかりの
強烈なローキックの連打。
すでにカットするテクニックすら
発揮できないゼブラですが
トドメとばかりに大きく蹴りだされた
ローキックをキャッチしての
ドラゴンスクリュー。
この流れはもしや!?
真・マッスルインフェルノかよ
オクタリングを飛び移り
ゼブラがかける渾身の
真・マッスルインフェルノ。
何とか形にはしますが
マリキータマンの背中越しにも
伝わってしまう疲労困憊ぶり。
完璧に仕掛けが決まっても
それを維持するだけの力がもはやなし。
強引にロックをきるマリキータマンに
マッスルインフェルノって
技の使い手を地獄に落とす技なんじゃと
ふと思ってしまったり。
最終的には自らの血で足を滑らせ
マッスルインフェルノがとける始末。
こうなってくるとマリキータマンは
背中の羽根で容易に脱出可能。
むしろ体勢を崩したゼブラに
追い打ちの天道羽根抜刀。
それでもゼブラは向かっていきますが
新技か!?やっぱりまだ新技があるのか!?
え、この展開って、え、マジで!?
命運を分けたのはわずかとも思える
心のあり方の差と語るマリキータマン。
負の部分を黒ゼブラとして
逃避していたゼブラと
最初から自分が認めた男と
オメガの民のためという目的から
まったくぶれていないマリキータマン。
ここへきてゼブラを認めつつも
最後まで気を抜かずに
全力を尽くす姿勢には
微塵の隙もありません。
カレクックと戦っていた時は
強キャラ扱いされるような
そんな超人レスラーとは
まったく思わなかったのに。
アリステラとの戦いでしか
出したことがないという
マリキータマンの最大の必殺技の態勢へ。
マリキータデッドリーライドが
ついにゼブラに炸裂して次回へ。
ゼブラ、負けてしまうのん?
キッドとの結晶技!!の巻
なのにマリキータマンが決めて
終わるという展開。
タイトルでネタバレしている
という昨今の風潮を蹴とばすような
そんなタイトルのつけ方で
次が楽しみで仕方がない。
決着っぽいのですけれども
決着と見るかが難しいので
次話を読んでから調整します。
個人的にはマリキータマンが
自身も警戒しているように
ゼブラが友情パワーを発揮して
逆転で決めるのではないかと
まだ期待したいです。
私の持論としては友情パワーは
使命や責任が発動キーじゃないのかなと
思っているのでゼブラが本当に
全部出し切ったのかな?
というと疑問なんですよね。
なので次週、早く来てくれー
キン肉マン第260話の感想
第260話 技巧の末に・・・!!の巻
の感想です。
キリがいいのでここまでを
キン肉マンゼブラvsマリキータマンの
試合と認識します。
タイトル仕事しろ(真顔
この表紙からは今回の試合の結末を
想像するのは難しいですよね。
マリキータデッドリーライドが炸裂。
友情パワー炸裂で逆転してくれと
先週願ってはいましたが
冷静に考えると無理なんですよね。
発動する時って技が決まる前に
友情パワーで身体が光って
技に耐えきるというパターンだし。
ゼブラの腰、両腕、両大腿部が
ヘシ折られた姿に観戦している
ウルフマンも口を開けたまま
言葉を出すこともできず。
このシリーズのウルフマンって
この顔をずっとしている気が(笑)
技をとくとリングに倒れ血を吐き
今度こそ立つことができなくなったゼブラ。
さすがに委員長がゴングを求めて
長かったこの試合もようやく決着。
過去の委員長のいい加減なジャッジは
何だったのかというくらいの
神がかった判断。
勝利のポーズをとるマリキータマンですが
これって誰を意識してるんだろうか。
最近プロレスを見なくなってしまって
ゴールデンラヴァーズが復活したことに
めちゃくちゃびっくりした位なので(*ノノ)
静まり返る観客席の姿からも
ゼブラの敗北がいかにショッキングで
想定外のことだったかがうかがえます。
勝利したマリキータマン自身が
「実力的には紙一重の差もなかった」
「黒と白の融合がもう少し早ければ」
と語りますがその差が大きかったわけで。
サタンの影
ようやくわずかに意識を取り戻した
ゼブラの口から出たのは忠告。
「サタンは絶対信用するな」
ちょこちょこと出てくるんだけれども
実際よくわからない存在だったサタン。
ここで明確に敵として認識されましたね。
悪魔超人は悪魔将軍が率いてますが
それともサタンの直下とかあるのか
サタンってそもそも何なのか。
邪悪の神ですらサタンの目的を
阻むために運命の王子達を
送り込んでくるあたり
誰が良い悪いとかもはや言ってられず。
正義・悪魔・完璧
これらのくくりはこのシリーズでは
意味を持たないのかもしれませんね。
「その先に仕組まれたワナに
早く気付くことだ」
最初から六鎗客は一貫して
サタンの手下になったつもりはない
思惑が一致するだけのドライな関係とは
口にしていました。
それでも語られていない情報の中に
ワナが隠されているとしたら。
それにみすみすハマってしまわないよう
立ち回ることこそが生き残った
マリキータマンの仕事になるのでしょうね。
正直、マリキータマンはこの試合を通して
キャラクターとして成長した気がします。
ゼブラの忠告を受け止めるところとか
めちゃくちゃ格好よくないですか?
カレクック戦での印象と今の印象は
私の中で全然違いますし。
次の試合は……
「ビッグボディでさえ勝利したというのに」
このセリフから運命の王子達は
仲間意識をもって集まったわけではない
ということが改めてうかがえます。
あと、皆が思っていることを
口にしてくれる……これが知性(違)
サタンの使いっ走りにされた田舎者
ということに六鎗客をしたかった
フェニックス達、運命の王子。
ゼブラが敗北したことで
そのスタンスを改めざるをえないと
さすがにフェニックスも認めます。
まあ、確かにディクシアを
チームに入れたのは自分ですしね。
気合を入れなおしアリステラを
投げようと掴みかかるフェニックス
それを背負った手の爪ではじくと
強烈なドロップキックで蹴り飛ばし
舞台はスワローズ ネストへ。
リングに倒れたゼブラの姿が
映し出されるモニターに
ビビる安定のキン肉マン。
「お前たちはこの期に及んで
まだ我らオメガの民をナメている」
そりゃその前の試合で戦ったのが
2軍・3軍なイメージのある
イロモノ超人の皆さんだからです。
その認識もマリキータマンによって
粉々に破壊されたわけです。
そしてどうやら次の試合は
我らがキン肉マンvsパイレートマンへと
続く模様ですね。
キン肉マン、パイレートマンにびびるという
安定のスロースタート(笑)
カナディやスペシャルマンのことも
思い出させる試合をしてほしいと
今後に期待です!
ゼブラvsマリキータマン戦 感想
長かったですね。
5話ぐらいがやはりベストなのですが
回想や葛藤が入った分だけ
長くなってしまった感じでしょうか。
アリステラも口にしていましたが
六鎗客を運命の王子に対する
当て馬的な印象を抱いており
そこまで強いと思っていなかったのは
私の本心でもあります。
なのでゼブラが負けるとは
これっぽっちも思っておらず
新技でどうやって決めるかばかりに
気を取られていたのは確か。
- 友情パワーが発動しなかった
- 争奪戦の後も2重人格が残り
後ろめたさが残ったままだった - マリキータマンが終始精神的に
安定して優位に立っていた
というのが敗因でしょうか。
お話の流れ的にはどこかで負けるなら
フェニックスが負けるかもしれないなと
思っていたわけなのですが
それを確信させないためにこそ
ここでゼブラが負ける必要があったのかなと。
今シリーズに入ってからかなり長い
試合のお話となりましたが
「負けてしまうための説得力作り」
と考えると色々と納得。
読者として色々と反省しているのですが
マリキータマンを強豪超人とは
全く意識していなかったのも
なんとなく不完全燃焼的な
モヤモヤ感の理由ではないかと。
でもバキで本部さんが強かったり
色々とありますし、単純にこいつの方が
ステータスが上だろ的な
闘いではないのだなぁと。
全勝であってほしいというのは
冷静な分析ではなくて
単なる私の願望だったと
終わってみると気が付きました。
キン肉マンの新技フラグのような気が
ここにきてふと思ったのですが
これってマッスル・スパーク以上の
技をどうするかという流れが
裏にあるんじゃないかと。
シルバーマンも認めたキン肉族三大奥義の
完成の1つとしてのマッスル・スパーク。
じゃあ今後もそれをフィニッシャーに
据えていくのかというと
使うわないのも、使い続けるのも
厳しい気がします。
そこらへんにキン肉マンソルジャーを
絡めてくるとしたら
王位争奪戦の時のエピソードを
引っ張り出している今シリーズの
流れからも離れないかなーと。
いや、ソルジャーが出てくるだけで
無茶な展開も納得してしまうという
私の推測なのであてにならないですが。
そうだったらいいなーとは
思っているんですよね~。
うーん、先が楽しみで仕方がない。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。