地震で被災時に仕事はどうなる?休みたいけど休んでいいの?

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大きな地震や災害に被災した時
仕事に行きますか?

休みたいけれども
休んでいいのか?

周りが出社しているから自分も
というのが日本人っぽいのですが
余震による二次災害や
立往生による交通のマヒなどが怖い

救急や消防・警察などの
緊急時にこそ仕事をしなくては
ならない方々の移動の邪魔に
なる可能性が非常に高いわけで。

それなら仕事は休んで
家や避難所で待機していた方が
被災時の初動としてはずっとマシ。

いざ、被災した時に
あなたが仕事を休むための
助けになればとまとめてみました。

最近の地震の頻度を考えると
様々な事態を想定しておくのも
防災的には大事ですよね。

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大地震でも仕事に行く日本人

休んでいいのかわからないなら
とりあえず出勤するのが
日本人だと思います。

私もそうですし。

24時間体制で人がいるような
企業でもない限りは
連絡がとれないでしょうし
そうなると足を使うしかない。

災害時には正常に動いている
交通機関に人が集まりますし
移動にも一苦労。

いざ出社しても仕事がないとか
あるあるだったりするわけで。

それなら休みにしてほしい!

会社から言ってくれないならば
いざという時には
自分から休んだ方がいいケース
絶対多いと思います。

通勤・通学で人がやばい

台風などによる影響で
通勤・通学のラッシュの時間帯に
ダイヤが乱れるだけで
都心だとやばいですよね。

私にも経験がありますが
朝の山の手線のラッシュ以上の
詰め込み具合だったり。

それが大地震などが起きたときにも
発生すると想定しましょう。

行政や医療関係の方々など
現場にいかないと仕事にならない
そんな職種の方々も
それに巻き込まれるわけです。

つまり混乱回避のためには
真面目に出社しようとする
社員って邪魔になります。

猶更、仕事は休みたい。

サービス業は特に注意

サービス業の場合はマニュアル的に
お客様の対応があるので
帰りたくても帰れない
というパターンがありえます。

現地にいると帰れないかも

東日本大震災の当日に
私はサービス業に従事しており
色々と対応をしました。

帰宅することもできず
お客様の対応もあったりと
妙に使命感に燃えた記憶が。

次の日のことも考えて
翌日が休みの人間が
夜間の対応もすることに……
はい、私でした。

余震などもありましたし、
そもそも男手が少なかったため
私は被災した時間から次の日の
朝方までオールで働いてました。

帰宅しようにも足もなかったので
個人的には問題なかったし、
帰宅者でラッシュが起きるかもと
考えると悪い対応であったとは
断定できないのが難しいですね。

私は帰りたかった(真顔)

休むために知っておきたいこと

基本的にいざという時に
休むためにはまず有給を使って
休むことになるでしょう。

それを過ぎたら普通の休みですが
自身の安全には変えられません。

いざという時のために
会社の規定をチェックして
特別な休暇制度の対象になりうるか
調べてみてはいかがでしょうか?

特別な休暇制度

法律で定められた休暇である
年次有給休暇や育児休業と異なり
会社が任意に定めた休暇が
「特別な休暇」というものです。

例としては

  • 病気休暇
  • ボランティア休暇
  • リフレッシュ休暇
  • 裁判員休暇
  • 犯罪被害者の被害回復のための休暇
  • etc.

例えば会社の業務につながる
セミナー参加のために
特別な休暇として勤務扱いにする
などの制度がある企業も
最近では増えてきました。

これらは会社が法的に
賃金を補償する義務はありません
就業規則にて記載がある場合
適用を受けることで
単なる休みの日にちを
減らすことができるかもしれません。

非常時払いと未払賃金の立替

災害発生時に知っておくと
安心できるかもしれない
制度の知識もご紹介。

どちらかというと
急にお金が必要になった時や
会社が無くなってしまって
ずっと休みになった時のケース。

非常時払い

労働基準法には「非常時払い」という
制度があります。

たとえ給料日の前であっても
労働者が非常時の費用として
必要になった場合に給与の支払いを
請求することができる仕組みです。

これは地震による災害も
そういった非常時に含まれます。

労働基準法第25条では、労働者が、出産、疾病、災害等の非常の場合の費用に充てるために請求する場合は、賃金支払期日前であっても、使用者は、既に行われた労働に対する賃金を支払わなければならないと定められています。
ここでいう「疾病」、「災害」には、業務上の疾病や負傷のみならず、業務外のいわゆる私傷病に加えて、洪水等の自然災害の場合も含まれると解されています。
このため、労働基準法第25条の「災害」には今回の地震による災害も含まれると考えられます。
参考http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001aune.html

とはいえこれは会社が無事で
請求できる場合なんですよね。

会社が休業状態になった場合には
国が特例で代わりに支払う
未払賃金の立替払制度があります。

未払賃金の立替払制度

災害などによって会社が
休止状態になった場合、
会社は労働者に対して
給与を支払う義務はないです。

実際働いている側としては
それでは困ってしまいますよね。

熊本地震も、東日本大震災も
国が特例措置を出しました。
「未払賃金の立替払制度」です。

受給の条件

ざっくりとした説明ですので
詳しくは厚生労働省や
各地域の労基署へどうぞ。

  • 会社が倒産状態であること
  • 1年以上働いていること
  • 未払い金の総額が2万円以上であること

被災時には申請なども
簡略化されるので
その時になってみないと
条件がどうなるかはわかりません。

が、東日本大震災でも
熊本地震でも行われたので
同様の災害が起きれば
今後も行われるでしょう。

以下に熊本地震の時の
「未払賃金の立替払制度」についての
リーフレット(pdfファイル)の
リンクを置いときますので参考にどぞ。

「平成28年熊本地震による
被災地域の中小企業に
勤務されていた労働者の皆様へ」
というpdfファイルです。
>>こちら<<

とはいえこれらは仕事を休む
というよりもずっと仕事が休み
そんなパターンなのですよね。

無理な通勤・通学はしないことを普通に

会社が無くなってしまった
最悪のパターンに関しては
セーフティがあります。

が、普通に会社があって
余震などがあるかもしれないのに
通勤・通学は危ないのでは?

そんな風に思った時に
仕事や学校を休むという
選択肢を自然ととれる
日本にはそれが必要ですよね。

会社がやってくれない
仕事を休みにしてくれないなら
せめて自分で休めるかどうかを
把握しておく必要があります。

私は有給は使わないタイプなので
いざという時は有給を
使い倒す予定です。

そんな予定を実行することが
ないのが一番ですが
想定しておくのって大事。

被災した時の通勤・通学
学校はともかくとして
企業側はもっと柔軟に
対応できると素敵ですよね。

都心の自転車通勤の可能性

ふと思ったのは普段から
自転車通勤とかしてるなら
災害時にかなり強そう

小回りも効きますし
道もある程度自由に
選ぶことができます。

運動不足も解消できるし
利点は多いですよね。

問題はそれを続けられる
環境にあるか?という点ですが
色々と考えてみることは
無駄にならないはず。

頻繁に地震が起きている現状、
政府主導で働き方改革の中に
災害時に仕事や学校を
皆が休むということを
盛り込んでくれないものかと。

自身の安全を優先してもいい
そんな社会になってほしい
切に願うおっさんでした。

べ、別に仕事を休みたいからとか
そんな理由じゃないんだからね!
……正直すまんかった。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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