地震が多いと感じるけど実際は?回数が地域で違うのはなぜ?

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私も東日本大震災以降は
揺れに敏感になった認識がありますが
それでも最近は揺れるような気が。

地震が多いと感じてしまうけど
実際の回数はどうなのか
調べてみました。

また地域によっても地震の回数や
大きさが異なるのはなぜなのか?
基本的なところもチェックです。

単に揺れるだけではなくて
起きるときに響くような
重い音がする地震が増えたように
私は感じているんですよね

正しいリスクを理解することで
不必要に不安になったり
他の人にまでその不安を
押し付けずに済むかも。

そんな風にも考えております。

地震が起きるたびに
防災グッズをチェックしてしまう
チキンなおっさんです(*ノノ)

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最近、地震多くない?

地震多いよね、最近
というのは実は地震が起きて
揺れると割と皆が思うもの。

「最近の若者は~」
に近いような印象を
勝手に抱いてましたが
実際に数値としてはどうなのか?

2014年1月から執筆時点の2018年6月まで
地震の観測回数の表がこちら。


出典元http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php

2018年のデータは7か月分と考慮しても
2017年の回数と比較すると
年単位では地震多いかどうかは
誤差の範囲にはいるかと。

じゃあ今年に限ってみれば
地震の回数は増えているのでは?
だから多いと感じるのでは?

なんて疑問に思ったので
2018年の地震の表がこちら。


出典元http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php

全体的に増加傾向にあるように
感じてしまうデータに。

実は2000年代に限れば
2000年が震度4以上の揺れを
観測した回数が大きいです。

その次に2011年2016年と続き
回数に関しては2011年と2016年が断トツ

これは大きな地震の後で余震による
揺れた回数が大幅に増えたことが
原因といえます。

つまり大阪地震の余震や
それを受けて地震への過剰な反応を
SNSなどで目にすることによる
不安による要素もあるのでしょうね。

むしろ最近地震多いね~よりも
大きな地震の後だから
揺れる回数は増えるから気を付けよう
の方が精神的に安心できるかも。

ちなみに速報が知りたい場合
どこを見ればいいのかは
こちらを参考にどうぞ。

緊急時の地震速報や震度はどこを見る?今現在の情報が早いのは?

地震が多いのはなぜ?

大きな地震の前後は余震が増えるのは
もはや当たり前な知識ですが
そもそも日本は地震が多い国。

ではなぜ地震が多いのかというと
まずこちらの画像をご覧あれ


出典元http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html

なんか線があるのがわかります。

地震はそもそもプレートと呼ばれる
岩盤がずれることによって発生します。

特にプレート同士がぶつかり合ったり、
ずれたり、しずみこんだりするところでは
強い力が働いて地震が発生するのです。

上記の画像の線はその境界
それもあって太平洋側の方が
地震発生が多いわけです。

熊本地震のようにプレート内部の力で
発生する地震も含めてしまうと
いかに日本で地震がおきるかわかります。

世界的に見てもこのとおり。


出典元http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html

地震発生ゾーンに日本列島が
すっぽり入っている現状。

ブルジョワジーな人たちが
拠点を日本以外にする理由も
なんとなく理解できちゃいますね。

地震の多い地域

基本的に太平洋側はプレートの影響で
地震が多くなるという認識で
間違いありません。

どこが多いの~と地域名を
出しても伝わりにくいかなと。

それならばとこちらの気象庁の
画像を拝借してみました。


出典元http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html

赤い丸が地震他の色付きは震源地
大きさはそのまま地震の強さですね。

2011年までのデータなのですが
最近の大きな地震も含めると
多いところに起こるべくして
地震は発生している
というのがわかります。

印象的にも実データ的にも
プレートの境界である
トラフから近い海沿いが
やはり地震が多いです。

逆に地震の少ない地域

プレートの真上にある陸地は
どうしようもないとしても
海沿いを避けることで
大地震に遭遇するリスクは
減らせそうな感じです。

上の画像を見ると一目瞭然ですが
四国と中国地方の真ん中ですね。

他にも海から離れた地域は
地震が少ないようにみえます。

大都市は軒並み地震のリスクがあるので
利便性を取るか安全を取るか。

でも最近では通販で色々と
手に入るようになったことですし
昔と比べるとどこにいても
同じような生活ができるかも?

日本で地震を避けて暮らすならば
夏は北海道、冬は四国で暮らすのが
一番かもしれない。

そんなブルジョワな暮らしをしてみたい。

近い将来起きるといわれている地震

南海トラフ地震と首都圏直下型地震が
ずっと起きる起きるといわれてますね。

名前は知っていても
どうして起きるといわれてるとか
どうやって起きるなどは
全然知りませんでした。

ざっくりとみていきます。

南海トラフ地震

南海トラフで発生する地震による
被害想定のお話なので
基本的に太平洋側の海側。

関東よりも南の海沿いが
対象になってますね。


出典元http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/assumption.html

2018年1月時点の発表では
マグニチュード8~9クラスの地震が
今後30年以内に発生する確率
70%~80%とされています。

そのため次の首都圏直下型地震とともに
今後起きる大きな地震として
たびたび話題にあがるのです。

首都圏直下型地震

首都圏の機能などもあって
発生したら一番やばいとされる
東京近辺を主とした首都圏直下型地震。

以下はそのひとつである
南関東直下地震 の場合。

日本政府の地震調査研究推進本部は、「南関東におけるM7程度の地震」として2000年代初頭から評価を行い、その後数回改定している。過去の発生記録や現在解明されている範囲での南関東地域の地殻構造から、2007年(平成19年) – 2036年の間にM6.7-7.2の(海溝型・プレート内)地震が70%の確率で発生するとの想定が行われている。
引用元https://ja.wikipedia.org/wiki/南関東直下地震

ちなみに前回は1987年(千葉県東方沖地震)が
これにあたるようで、歴史的に地震が
かなりの頻度で発生していることから
そろそろじゃないの?
というのがこちらのお話。

関東という土地自体が
特殊なのもお話を
ややこしくしている模様。

北米プレート、ユーラシアプレート、
フィリピン海プレート、
さらに太平洋プレートの影響もあり
非常に複雑で特殊なために
予測が困難なんだとか。

この予測はあくまでも南関東
震源地となっています。

関東で地震が多いというと
北関東房総半島沖などもあり
それらが震源地となって
大きな地震が来る可能性も。

つまり割と現実的なラインで
地震が起きるかもしれない
想定して用意しておいた方が
安心できますね。

地震の知識があなたを助けるかも

日本では高等教育で地学を
選択する人は少ないですよね。

無知や情報不足による不安や憶測が
どんな影響を与えるかは
過去の災害の時のネットの誤情報などを
思い出していただければわかります。

まあ、地学を学んだとかって
あんまり経験ある人いないでしょう。

例えば大学受験の時に
あなたは何の教科選びましたか?
とか聞くとそういえばと
理解していただけるのでは?

だからこそ知っておくことで
無駄に不安を煽る情報に
流されないで済みますよね。

なんか難しそうだしという人は
こちらの本がおすすめ。

難しい数式なんかは無しですし
縦書きの読みやすい感じになってるので
もっと地震について知りたいな
と思った方のはじめの一歩にぜひ。

最近地震が多いかもしれない
そう不安になって調べてみましたが
うーん、回数で見ると微妙

むしろそこから地震がどこに多いのか
今後どんな地震が起きそうなのか
ということの方が私には
かなり重要に感じました。

関東、特に東京近辺に
済んでいることは便利ですが
リスクもあることも
忘れずにいたいものです。

緊急時の地震速報や震度はどこを見る?今現在の情報が早いのは?
地震で被災時に仕事はどうなる?休みたいけど休んでいいの?

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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