キン肉マン第219話~第222話
カナディアンマンvsパイレートマン戦の
個人的な感想です。
割とイケイケで戦う機会が
やってきたという感じの
カナディアンマンとウルフマン以外の
3人と比べると
最初から遊びが無かった
そんな印象のカナディアンマン。
完全にイメージを払拭する
熱い男の意地をかけた
命がけのファイトですよね。
所々入る委員長の反応が
まさに私の気持ちを
代弁するかのような
そんなリアクションなせいか
余計に感情移入してしまって
非常に困りました。
※内容を見ながらの感想なので
ネタバレ有です、単行本派の方は
ご注意ください。
※222話の感想を追記しました。
キン肉マン第219話の感想
『キン肉マン』 第219話
武名を挙げよ!楓!!の巻
の感想です。
ティーパックマンが無残にも
凍らされ砕け散り、
ショックを受ける正義超人たち。
その中で一人気勢をあげる
カナディアンマン
「みんな死ぬことくらい
覚悟してこのリングに
あがったはずさ」
そして悲しんでいても仕方が無い
と発破をかける姿に
今までの卑怯イメージは
どこにいったのかと。
他の正義超人たちも
息を吹き返したように
果敢に責めたてる。
カナディアンマンと
パイレートマンの戦いは
重量級同士といった感じで
パワーをぶつけ合う展開に。
それだけの体格と
パワーがありながら
実績を残していないことを
揶揄されるカナディアンマン。
これしょうがないですよね、
今までのシリーズ的に
パワー系はバッファローマンの
1000万パワーという
言葉でも見た目でも
インパクトが強いキャラがいたわけで。
ロープへと蹴り出された反動を
利用してのパンチが効いたと見るや
もう一度試みるも
パイレートマンの方がやはり上手
ジャケットシャッターで腕ごと取られます。
てか、そのジャケットって
そういう閉まり方するんですね。
そんなん予想できるわけないわ!!!
パンチを挟み込んだまま
トレジャーハント・
スープレックスで投げられる
カナディアンマン。
腕をとられているだけに
ダメージも相当でしょう。
しかし持ち前のパワーで
足を取り投げ飛ばし
パワーボムに持ちこむ
カナディアンマンを
さらに上回るパワーで
簡単に返すパイレートマン。
徹底的にこれまでの
カナディアンマンのスタイルを
ディスるバトルですね。
本人もパワーを生かす術を
知らなかったと告白
「昨日までのカナディアンマンは
そうだった!!」
「好きな言葉は捲土重来
これ以上の恥を
重ねられるかーーー」
やはり好きな言葉だったんですね
捲土重来(けんどちょうらい)
ちなみに意味が知りたい方は
こちらをどうぞ(笑)
捲土重来の意味や由来・使い方は?カナディアンマンのイメージ?
そして次話へ続きます。
キン肉マン第220話の感想
『キン肉マン』 第220話
赤く燃ゆる楓(かえで)!!の巻
の感想です。
好きな言葉は捲土重来だと
告白した……ってそれは
どうでもいいですね(*ノノ)
「地に落ちきった名誉を
何としても取り戻す」
その覚悟たるや、命を
捨てることも承知の上なので
今までとは気迫が違います。
ビッグブーツで胸元を狙うも
簡単にジャケットシャッターに
捕まってしまいますが
流石、今回のシリーズの
カナディは一味違った。
そこから延髄斬りで脱出、
それをパイレートマンが
ヘッドロックで捕まえますが
そこからも脱出してみせる。
確かに今までのシリーズであれば
前話のトレジャーハント・
スープレックスで終わってました。
バックに周り華麗な
オースイスープレックスを決めると
S・T・Fで捕まえる
テクニカルなレスリング技術を披露。
今までのカナディアンマンには
無かった展開に段々と
応援している自分がいました。
その技術の裏には先のシリーズで
まったく役に立てなかったことを悔やみ
次の機会こそはとスペシャルマンと
特訓したというストーリーが。
そしてそれは自分達だけではないと
先の戦いに参加できなかった
自分達を恥じてこの戦いに
望んでいるんだと言うではありませんか。
やめろよ、そういう負けフラグみたいの
本当にやめて欲しい。
「『お前らごときに何ができる?』って
期待する気持ちすら無くしちまった
世間の風潮を見返したくて
オレは今日このリングに
上がっているんだよーーーっ」
全部おっしゃるとおりで
こんな熱いファイトを
カナディアンマンがするとは
誰も予想してませんでした。
しかし、確かに五本槍に
名前を挙げた時に
カナディだけ明らかに
覚悟の度合いが大きかった
私にはそう見えていたのです。
その誇りを取り戻す戦いという
カナディアンマンに対して
誇りを奪うと宣言する
パイレートマン。
ボコボコにされて額の
楓のマークも折れ曲がる
カナディはそれでもさらに
覚悟を見せます。
カナディアンマンがメイプルマークを
自分から折ったところは
正直、かなりぐっと来ました。
パイレートマンの猛攻から脱出
そして繰り出すのは
相棒の必殺技
フットボール・タックル!
ビッグ・ボンバーズ
魂の一撃で次回へ。
終わりには
「スペシャルマンとの心のタッグが
大勝利へと導く!?」
とありますが
全然信用できないという。
キン肉マン第221話の感想
『キン肉マン』 第221話
海賊(パイレート)式最終宣告!!の巻
の感想です。
↑にも書いた220話の終わりの部分。
「スペシャルマンとの心のタッグが
大勝利へと導く!?」
既に覆ってるじゃないですか、
しかもパイレートマンの
スペシャルホールドっぽい題名。
スペシャルマンの魂が
のり移ったかのような
フットボールタックルからの
カナディアンバックブリーカー。
カナディアンマン最大の
必殺技がついに炸裂。
相手の体格を利用し、
重ければ重いほど
背骨にダメージを与える。
こう聞くと、結構凄そうに感じますが
そこを上回るのが六鎗客
オメガの住人達なのですよね。
海賊が最も大事にするものは何か?
それは誇りである海賊旗をかかげ
航海を支えるメインマストであり、
それが折れることはあってはならない。
自分の背骨はまさにメインマストであり
折れることは無いと簡単に
技から抜け出すパイレートマン。
「やはりダメか~~」
委員長、思っててもそこは
口にしちゃいかんですよ。
しかーし、まさかの
「お前がそうくるのは想定内」
カナディ……
思わずパイレートマンも
「ムマッ」と驚く。
そしてカナディアンマン
渾身の新必殺技である
リビルト・カナディアンバックブリーカー
が炸裂!!
これ、純粋に驚かせたと言う点では
カナディアンマンの奮闘っぷりが
わかる流れだと思いました。
リビルト・カナディアンバックブリーカー
この技からはカナダの山奥で
木を切り倒し運ぶ男のイメージを
この姿から感じます。
タワーブリッジ・ネイキッドは
両腕を交差させることで
自身への反動が大きい技でしたが
こちらは頭と足を抱える形で
自分へのダメージはなし。
自身の体格とパワーをいかした
普通に強技というか使い捨てるには
勿体無い技が出ましたね。
これほどの大技をかけて
勝負は決まったかに思われましたが
パイレートマンに体力の消耗を
指摘されるカナディアンマン。
技が緩んだ一瞬の隙に
抜け出されると逆襲の
カリビアンストームで
頭をキャンバスに叩きつけられます。
倒れるカナディアンマンに対し
パイレートマンが降伏勧告
海賊帽のΩマークが
ジョリー・ロジャーに。
むしろ今までずっと
Ωのマークだとか
気にしてなかったけど
いわれて見ればそうですね。
命を助ける条件は
Ωの民に服従すること
「そんな簡単なことでいいのか」
なんて口にするカナディアンマン
今までとは違うのは
試合内容からも明らか
「ありがとうございます、
助けてください……
なんて、誰が言うかよ!」
男を貫いたカナディアンマン
1ヶ月以上前なら喜んで
尻尾を振っていただろうと語る辺り
あの完璧超人達との戦いが
各陣営に与えた影響は
やはり大きいのでしょうね。
「ここで命乞いなんぞしたら
代わりにあの世で
ティーパックマンに
殺されちまうぜ」
委員長も男泣き、
おっさんももらい泣き。
そしてパイレートマンは
フィニッシュと思われる
ムーブへと移行。
海賊流の処刑法が整った
タイミングで次週へ。
絶望しかないわ。
キン肉マン第222話の感想
『キン肉マン』 第222話
背骨の行方!!の巻
の感想です。
開始と同時にパイレートマンの
必殺技である
セントエルモスファイヤー
がカナディアンマンに炸裂。
てっきりその体勢から
リングに叩き付けるのかと
想像していましたが
まさか立ったままの閉め技。
そういえばキン肉バスターも
関節技でしたね……。
相手の全体重を抱えた上で
片足で立ち、
尚且つバランスを保ち続ける
驚異的な技です。
リビルト・カナディアンバックブリーカー
との対比であったり、
高難度の技を決めることができる
超人としての身体能力の違いを
見せ付ける展開に感じました。
段々と締め付けを強め、
ついには体に亀裂が入る。
「うう…すまない…
オレが悪かった……
許してくれ……」
今更命乞いかと笑う
パイレートマンですが
正直読者としては
そういう意味には思えない。
もはやパイレートマンの
声も聞こえないカナディは
許してくれと続けます。
「こんなオレを許してくれ
スペシャルマン」
そしてついにカナディアンマンという
船が海賊に真っ二つに。
彼が本当に求めていた
超人としての誇り、
宝の在り方は……。
●カナディアンマン
(セントエルモスファイヤー)
○パイレートマン
かつてやられ役の超人が
やられることにこれほどの
悲しさを抱いたことが
あったでしょうか。
そして残り3つのリング。
カレクックがまだ
ローキックを続けてて
クスッとします(笑)
その試合を見つめる
オメガマン・アリステラが
思うのはキン肉マンのこと。
興味はあるが
「間に合うかどうか」
おいおい、やつの名前を
知らないのかい?
奇跡の逆転ファイター
間に合うに決まってますよ。
続いての試合は相性が
最悪に見える組合せ
ベンキマンVSギヤマスター
体格が違いすぎるというか
ベンキマン40万パワーしかないし。
残った三人はいずれも
スピンオフで活躍した
コアな人気がある超人達。
戦いはギヤマスターの
ギヤから如何に逃げつつ
必殺技に繋ぐか?
という展開になりそう。
身体の大部分を構成する
ジェノサイドギヤに捕まれば
大怪我は免れません。
歯車が狂い始める
正義の五本槍
上手いこと言って
煽らんでくださいよ……
次回へ続く。
カナディアンマンvsパイレートマン戦の感想
THE超人様のスペシャルマンと
プリプリマンの暢気な様子が
逆に心にきました(*ノノ)
オメガ・ケンタウリの六鎗客(ろくそうかく)
の超人たちは正義の五本槍を
上回った上で倒すような
そんな縛りがあるんだろうかと。
そしてカナディアンマンで
浮き彫りになった
友情パワーの有無による格差
命を懸けてまで挑んだ
格上相手の奮闘。
今までの正義超人達が
当たり前のようにみせた
奇跡の逆転パワーが
彼らには無い。
決めるべきところで
決定的にパワーが足りない。
完全超人達の掲げる信念と
それ以外の超人達の信念の
ぶつけ合いという印象があった
前シリーズと比較して
明確に悪役なのはわかりやすいです。
徹底的に悪役なのですが、
相手を認めた上で
それを踏み潰すやり方なので
今のところ格好いい悪役を
貫いていますよね。
フェニックスの時には無かった
格好よさを感じます(笑)
試合が残っているは単独のスピンオフを
貰った3人の超人なので
ここは出来れば勝って欲しい。
しかしアリステラの発言だと
時間は既に怪しい感じ。
試合会場にたどり着いて
キン肉マンの前に
ウルフマンしかいないとか
心がきつすぎますよね。
できれば助っ人が駆けつけて
一緒に戦って欲しいですが、
ありそうなのは改心した
運命の5王子達が
助っ人として現れるとか?
アニメ版だとマリポーサとか
正義超人として戦いたいとか
言ってませんでしたっけ。
今後の展開が全く読めない
わくわくした内容で
個人的に今が一番
キン肉マン読んでいて楽しいかも。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。