世界保健機関(WHO)が策定した
国際疾病分類(ICD)の新しい分類
ICD-11が2018年6月に出版されます。
その中にゲーム依存、
正確にはゲーム障害または
ゲーム症の定義が記載される予定。
もしかしたら子供や夫など
家族や自分がそうかもしれないと
思ってしまう方の為に
どんな症状をいうのか調べました。
ぶっちゃけゲーム依存は
少なくない人が予備軍だったり
すると思うんですよね。
私も某ゲームがアメリカで
依存症扱いで厚生施設なども
あるというのを知っていましたが
ついにきちゃいましたか。
個人的にはゲームが悪いのではなく
そこに至るまでの過程の方が
解決すべき問題だと思うので
ゲーム批判が起きないように
祈りたいものです。
ゲーム依存症(障害・疾患)とは?
ゲーム依存症(障害・疾患)の定義は
こんな感じですね。
- ゲームのコントロールができない
- ゲームを日常生活などより優先する
- ゲームにより問題が起きているが、
ゲームをそのまま続ける、
またはより時間が増える - ゲームに伴う様々な問題が深刻であること
例えば学業や職業に支障がでる。
コントロールできないというのは
決められた時間にやめられない
とかそういうことのようです。
これらの症状が12ヵ月以上続く場合に
ゲーム依存として診断される模様。
ただし、より重症で深刻な場合は
この期間よりも短くても
ゲーム依存とみなされるようです。
また依存と分類されるには
アルコール依存症などと
共通している部分が
判断の基準と成る模様。
依存という病気といえるかどうか、を判断する基準となるのは、アルコール依存や薬物依存などの物質依存です。そこで、表に示した要素において、ゲーム障害と物質依存との間で共通している部分が多ければ、ゲーム障害が依存に分類されることになります。
引用元:http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/289702.html
で、実際に脳の機能の低下や
他の依存症との共通点が
ゲーム依存の重傷者にはみられたと。
アルコール依存や
ギャンブル依存と共通性が
見られるというのも
ゲーム依存と認められる要因に。
結構やばい依存症と
同じですよと言われると
流石にゾっとしちゃいます。
ちなみにプロゲーマーは
ゲーム依存とは違うので
気をつけましょうね。
むしろ長時間座る事になるので
筋トレをしたりするなど
一般ゲーマーよりも
健康には気を使っている印象。
ネット依存症とは違うの?
ネット依存とは共通する部分もある
という間柄のようです。
もともとはネット依存に関して
ICD-11に入れたかったようですが
データが不足しているため
データがあるゲーム依存が
載ったという経緯があります。
そしてネット依存というのは
ゲーム、SNS、動画、ショッピングなど
それぞれの過剰使用と
それに関係した問題があります。
オンラインゲームが対象の
ゲーム依存ならばそれは
ネット依存でもあるというような
そんな関係になるでしょうね。
さらにゲーム依存の場合は
主にネットを介するオンラインゲームと
接続しないオフラインゲームの
2つに分類する事ができます。
どちらにせよスマホアプリなどで
以前と比較してゲームを手にしない
というような層もゲームをしてます。
結果年々依存症予備軍は
増えていそうな気はしますよね。
子供や夫、自分がゲーム依存症かも?
もしゲーム依存であるならば
具体的にどんな問題が
もたらされるのか?
チェックする手段にもなりますので
ご紹介しますね。
- 欠席・欠勤
- 引きこもり
- 物に当たる・壊す
- 家族に対する暴力
- 朝起きられない
- 昼夜逆転
- 食事を取らない
もしゲームが原因となって
こういった問題が起きているなら
ゲーム依存になっているかも。
例えばよくあるのが
もう1回でやめよう
でずるずるとやめ時を
見失ってしまうパターン。
これ、ものすごくよくあります。
例えばシヴィライゼーション
というゲームが有名で
「あと1ターンと思って
プレイしていたら
夜が明けてしまった」
という例もあるほど。
あれは区切りを自分でつけないと
ゲームの終了までノンストップとか
ザラにおきるでしょうね。
他にもゲームをやっていたせいで
約束を子供や夫が破った
というそれはゲーム依存の
初期症状といえるかもしれません。
治療法や対処法はあるの?
アルコール依存症や
ギャンブル依存症と同類
みたいに言われると流石に怖い。
子供をゲーム依存症から救う精神科医の治療法 [ 岩崎正人 ]
これに関しては今後の研究なども
待ち望まれる事ですが
専門家の方によると
さて、ゲーム障害と診断された場合どのように治療していくべきでしょうか。
まず、物理的にスマホやWiFiを取り上げることはしません。患者は、どのような手段を使ってもゲームを続けようとしますので、単に取り上げるだけで成功することはほとんどありません。むしろ、暴言、暴力などの反撃にあって、周囲が大変な思いをすることになります。目標は彼らに自分の問題を理解してもらい、自らゲーム時間を減らす、または完全に止めるように決断させ、それに向けて努力するように導いてゆくことです。
引用元:http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/289702.html
ポイントをまとめると
- 元となるものを取り上げない
- 問題を自覚して貰う
- 自ら改善するように決断させる
- そのサポートをする
こんな所でしょうね。
単純にゲーム機を取り上げて
壊すなどをしたり、
嫌味を言うだけで終わりにする
というのはダメだという事。
ゲームが悪いわけではありませんが
依存が障害になっているレベルだと
脳にも影響が出るという話は
少なくとも大人には効きます。
一番悪いのはたかがゲームと
思って間違った対処を
してしまうことではないかなと
私は感じましたね。
初期症状の自覚があるうちに
客観的に判断すると
初期症状的な自覚があり
真面目に考えてしまいました。
ゲームをやめるというのではなく
きちんとルールを作り
それを破らないようにすること。
ゲームを理由に生活のリズムを
崩すような事をしないこと
これらに気をつけたいと
真剣に思いました。
ゲームをやめるのではなく
ルールを守ることによって
自分にどんな素晴らしい未来があるか
そう導いてあげるのが
子供でも、家族でも、自分でも
必要なんじゃないでしょうか。
現状から目を背けるために
ゲームに逃げるって
私も経験がありますし
どうすればいいのかという
指標があればなと思いました。
私もゲームの為に
リズムを崩さないように
意識して引き締めます。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。