銀魂実写版映画を見てきたので、
その感想をキャストや内容の
ネタバレ有で書いていきます。
ちょろっと評価やレビュー的なものもありますが、
あくまで感想がメインです!
私自身は原作もアニメ版もみていますが、
物凄いファンというわけでは無いので、
そのつもりで読んでいただけるとありがたいです。
正直、CMで煽りすぎだろうと
宣伝頑張りすぎだろうと思っていましたが
見に行った方がいいですよ。
何回も書きますが、ネタバレありで書いています。
目次
銀魂実写版映画が公開
週刊少年ジャンプで2004年から連載されており
(執筆時点で)既刊69巻の大人気漫画。
ジャンルは作者本人によると
”SF人情なんちゃって時代劇コメディー”
その人気作品の実写映画化です。
監督は”勇者ヨシヒコ”シリーズでおなじみ
福田雄一さんによるもの。
ストーリーはカブト狩り(第83訓・84訓、第10巻)から
紅桜篇(第89訓~97訓、第11-12巻)がベースで
原作やアニメ以上に悪ノリしてます(個人の感想)
私の周りでは銀魂はどちらかというと
女性人気が高いです。
私が足を運んだ劇場でも女性客が
非常に多かった印象でした。
キャラごとに映画でどうだったか、
原作やアニメと比べてどうだったかなど
私の感想を書きます。
銀魂実写版映画のキャストと感想
原作やアニメと比べてどうだったか
誰が演じていたかなどのネタバレも含めます。
あくまで個人の感想ですし、
キャストの好き嫌いなどはないです。
万事屋
坂田銀時:小栗旬
”か~ぐら(首傾け)”
一番やばいと思っていた主演。
フタを開ければ小栗旬で良かった。
特にオープニングテーマ&
エンディングテーマ(笑)の
”パッション”はマジでポイズン。
着物かと思いきやライダースーツの
黒のインナーはめっちゃ格好いいし
さすがの運動神経で殺陣のシーンは
加速するところを無しでOKが出てるしと
銀さんは小栗旬でよかった(大事)
もっと深堀すると、小栗旬ならば
このぐらい言ってもおかしくないし、
許されるであろうという計算が
福田雄一監督の中にあって
その上で悪ふざけ(良い意味で)してる印象。
志村新八:菅田将暉
”グラブル新八”
あれだけ色んな映画やドラマに出演して
主演などもこなしている俳優が
こんなに地味になるのかと驚いた。
武市変平太役の佐藤二朗さんとの
何回かの絡みはいずれも必見の価値あり。
ここの部分だけ原作上回ってると思います(笑)
この映画で一番面白い絡みは
この二人のやり取りであり、
若干「また菅田将暉かー」とか思っていたのが
恥ずかしくなる位、いいキャスティングでした。
神楽:橋本環奈
”1000年に1人のゲロイン”
キャストの中で唯一、アニメを意識した
役作りをしていてアニメファンでも
よっぽどの辛口や釘宮病でもない限り
それなりに違和感なく見れるのではないかと。
鼻をほじっていたり、テーブルの上で
駄々こねていたり、下品にラーメンを
大食いしていたり、ゲロったり。
橋本環奈ファンは本当に怒らないのか?
今まで大事にしていたイメージは大丈夫?
キャストの中で唯一心配されていた彼女、
めっちゃ可愛い神楽でした。
原作と比較して、若干のむちむち感があって
現状でも「あれは神楽、あれは神楽」と
煩悩を横に置きながら視ていたのですが
もし次回作もやるようなことになったら
エロ可愛い神楽になるのではと心配。
一番アニメに寄せられてていろんな面で
製作陣と橋本環奈さんに対して
感心したキャラですね~。
定春:高橋美佳子(声)
神楽の飼っている巨大犬型宇宙生物。
アニメと同じ声なのがにくいね、このこのっ。
違和感はバリバリにありますが
そういうものだというか
100円で動くパンダの乗り物的で
もっともふもふしたものだと思うと
あらやだかわいい。
かぶき町の人々
志村妙:長澤まさみ
最初に思ったのが新八のお姉さんというより
銀さんの奥さん感がハンパじゃない、ということ。
はい、人妻感が物凄くて
妙に艶かしいといいますか。
出番は少ないのに顔芸したり
ドラゴンボールの朗読したりと
インパクトは非常に十分。
太もものつけ根辺りまで
めくれるシーンが一番ドキドキしました(*ノノ)
桂小太郎:岡田将生
近作で一番美味しい役。
シリアスな部分での出番が多いのと
出番の時のコメディ部分は
エリザベスが全部持っていくからのような。
全体的に「ヅラではない、桂だ!」
以外でネタが印象に残らず、
序盤から終盤までアクションシーンで
格好いい桂小太郎が見れます。
本人としては”カツラップ”がやりたかった
と語っていましたが、実現せず。
次回作があればもしかしてワンチャン。
エリザベス:山田孝之(声)
この銀魂の実写版映画を、
いったいどのようなスタンスで
視ればいいのかわからせてくれる存在。
一言しかしゃべらないにもかかわらず
その存在感は絶大。
監督は次回作があったらちゃんとした役で
出演して貰いたいといっていましたが、
エリザベスも続投なんですかね?
平賀源外:ムロツヨシ
ジャスタウェイを探せ!
ワンポイントでの出演ですが
色んなネタをこれでもかと詰め込み
一番ツッコミが多いシーンでした。
紅桜編だとこんなもんでしょうね。
真選組
近藤勲:中村勘九郎
あらゆる意味で身体を張った役。
はちみつを全身に塗りたくって
片足で立ち続けたり、
本当に全裸で素振りしていたり
さすが本家と唸らせる見栄を
ネタとして使い捨てていたり(笑)
「もっと近藤さんを見たかった」
こう思ったのははじめてかもしれません。
なお、はちみつをぬったのは、
全員女性スタッフだったとか(*ノノ)
土方十四郎:柳楽優弥
沖田と土方は原作を知っていれば
色々と補正が聞きますが
今作ではパッとしないですかね。
とはいえ岡田との殺陣のシーンなど
短いながらも見せ場もあって
最終的にはいいじゃん!って思えました。
かぶと狩りで違和感を覚えた貴方!
それは尊敬する中村勘九郎が
近くにいた&面白すぎて
ほとんど演技が出来なかったためなので
許してあげましょう。
沖田総悟:吉沢亮
沖田はミツバ編もあるので、映画よりも
むしろそちらが本番のような。
ただ、吉沢亮さんのビジュアルで
かぶとむしのきぐるみを着ているのは
非常にシュールでした。
思い出そうとしても声が 鈴村健一で
再生されてしまうのは何故だろうか。
鍛冶屋
村田鉄矢:安田顕
大変だった役の人。
映画館で見ていても、ボリュームが
一人だけおかしいので人によっては
物凄くイラッとするかもしれません。
(大声を出すことで役作りをしています)
ただ、他のキャストと一緒にいる時に
尋常では無いほどの汗をかいているのが
視てハッキリとわかるほど。
撮影は大変だったんだろうなと思うと
うるさくてイライラする気持ちも収まりました。
村田鉄子:早見あかり
元ももクロの子だったんですね、
全然知りませんでした(*ノノ)
ぶっちゃけ一番可愛いと思いました。
けれど銀魂という作品の女性キャラを
演じた代償にこんなかわいいのに
「う○こ」と小栗さんと言い合うことに。
鬼兵隊
高杉晋助:堂本剛
「エリザベス役がやりたかった」(本人談)
原作人気などもあって、本人には
プレッシャーがかなりあったようですし
私も斜に構えてみてました。
しかし実際には狂っているというか
若干の病んでる感じは堂本剛さんに
ピッタリであるし監督の無茶振りに
答えられる人選となると納得。
三味線はわざわざ難しいものを
座って演奏しないで、立って演奏するように
といきなり言われるなど公開前で
一番割をくっていると思いました。
ただ、やはり文句が出るところというと
堂本剛さん演じる高杉晋助は
”狂気” ではなく ”病み” っぽいので
そこに違和感を感じてしまうかもしれません。
思ったよりはあってましたけどね。
岡田似蔵:新井浩文
他の人たちがボケたり全力でいかにも
”福田組”って感じの仕事をしている中で
全編シリアスでアクションも大変だった人。
違和感はほぼなし。
武市変平太:佐藤二朗
原作者の空知英秋さん公認で
好きに演技をしていた人。
佐藤さん「役作り…正直ぼくは原作知らないので、原作の先生から原作読まずにやってくれと言われたんでお墨付きなんです」監督「でも、アニメ見るの忘れてたんだよなー」と #映画銀魂
— 映画『銀魂』公式 (@gintama_film) 2017年7月14日
「原作に忠実な所が1つもない」
と作者公認の面白さなので
佐藤二朗さんが出演するシーンは
どれも必見。
ネタがわからなくてもなんだかんだで
笑えるのがズルいと思います。
最終的に銀魂を見終わった時の
感想が佐藤二朗さん関連で埋まる可能性が
あるくらい面白いです。
来島また子:菜々緒
汚い(何が)
衣装も過激なんだけどエロくない不思議。
神楽とのアクションシーンは動きも大きくて
激しいものなのに本編ではあまり
使われなかったという悲しさ。
最初に登場した時の「ッス」に違和感が
あったぐらいで他は違和感なし。
その他
特に印象が残ったキャラをピックアップ。
吉田松陽:山寺宏一(声)
定春につづき、声のみアニメ版と一緒。
アニメファンはニヤリとできるだろうし、
知らない私の母親は「山ちゃんだ」と
喜んでいたから良いキャスティングなのでしょう。
結野クリステル:古畑星夏
今作のNo.1セクハラ要因。
色々とことあるごとに
「結野アナです」と言わされる。
アクセントには注意。
シャア・アズナブル:六角精児
通常時は1/3の遅さのシャア。
わざわざ”颯爽たるシャア”を流しての登場。
あのMSを使えば簡単に勝てたはずだが
物語の都合上、使うことはゆるされなかった。
ナウシカ:長田侑子
撮影したのは昨年の7月14日だったそうで
何役とはかかれていませんが
ご本人のインスタにて福田組での出来事を
ちょくちょくと語っています
※情報提供ありがとうございました。
アニメ版が大丈夫だったから、
実写版でも行けるだろ!的な
そんなヤバさから視ている人は
思わず全員笑ってました。
その他にも細かいところに色んな俳優さんや
芸人、アイドルを使っていて
誰がどこに出てくるのかをチェックするだけでも
楽しい映画となっています。
銀魂実写版映画のレビュー・評価
「この夏1番面白い映画」
まだジョジョとか見に行く予定ですが、
コメディよりのエンタメとして
非常に面白い仕上がりでした。
見に行く時に漫画の実写化として
映画館に足を運ぶよりかは
何かの特撮物として見に行くと
自分の中の違和感が少なくて済みます。
評価がわかれるかもしれないなと思ったのは
ネタがわかるかわからないか?という点。
様々な所に細かいネタが色々と仕込まれており
それがわかるかわからないかで
反応が違うんじゃないのかと感じました。
例えば私は原作もアニメも、ドラマなどで
キャストの皆さんも大体わかります。
「このネタはアレじゃん!」
とわからないと面白さが半減するのではないか?
原作ファンありき、キャストのファンありき
もしくは福田監督作品ファンありき
そういったところが透けて見えるのが
マイナス評価になるかもしれません。
例えば妖怪ウォッチを知らないと、
語尾がズラのコマさんというキャラクターが
いるとか知らないわけですし
中村勘九郎さんが本気で見栄をきっているのも
歌舞伎俳優の無駄遣いしているというネタなのか
ただの変顔という印象になるのか違ってしまうでしょう。
重箱の隅をつつくように悪い点をあげましたが
おそらくはわからないであろう客層の方も
笑っていたので、キャストの面白さで
ネタがわからなくても笑えるようになっています。
ただ、元ネタがわかるともっと面白い
というのは評価が分かれるところでしょう。
主題歌も格好良かった気がしますが
全部、小栗旬さんの歌う”パッション”に
もって行かれています。
最初はそこだけ批判しようと思っていたのですが
UVERworldの曲が全く残っていないので
最終的にダサいだの、合わないだのじゃなくて
使われ方が可哀想ということで落ち着きました。
主題歌は別に誰でも良かったんじゃね?
そしてDOESが活動休止じゃなかったらなー
というのがほんの少しだけあります。
言いがかりだと自分でも思いますけど。
まとめると
- 映画として普通に面白い
- ネタは人によって左右されるかも
- 実写化物としては大当たり
銀魂の実写化という特大の泥舟が
フタを開けたら巨大な戦艦になっていて
「この夏1番面白い映画」
と私が評価したのは間違いではないです。
こんなに後に変なものを残さず
最後まで笑える映画って
最近ない気がしますよ?
そういった点でもオススメです。
銀魂実写版映画パンフレットがおすすめ
映画館によって値段は変わらないと思いますが
820円でパンフレットが販売しており
メイキング秘話なども掲載されているのでオススメ。
A4サイズくらいでめっちゃ大きいので
可能ならば見終わった後に
購入するのをオススメします。
他に気になったアイテムとして
土方ファンはマヨネーズペンとか
購入するんでしょうかね。
私は夏というかクソ暑い中映画館に
足を運んだので購入しませんでしたが
もしこれが寒い時期だったら
ジャスタウェイのぬいぐるみを
思わず買ったでしょう。
dTVにて銀魂-ミツバ篇-も
銀魂の実写版映画公開に合わせて、
7月15日(土)午前0時~
動画配信サービスdTVより
銀魂-ミツバ篇-が配信されます。
📢#dTV オリジナルドラマ「#銀魂ミツバ篇」の予告映像公開‼️ #ドラマ銀魂 📲https://t.co/wL1SNKVT4y pic.twitter.com/6vvmhshdXP
— dTV『銀魂-ミツバ篇-』公式 (@gintama_dTV) 2017年6月21日
今作ではイマイチ影が薄かった
真選組のエピソードであり
原作でも人気のあるお話です。
坂田銀時、近藤勲、土方十四郎、沖田総悟の
映画と同じキャストに加えて
山崎退:戸塚純貴
沖田ミツバ:北乃きい
の以上の2人が追加で参加。
戸塚純貴さんはパシられる役が
非常に良く似合うので山崎退役は
ピッタリだと思いますね。
映画で真選組の活躍が物足りなかった方は
是非dTVもチェックしてみましょう。
↓ dTVのチェックはこちらから! ↓
1回視ただけではツッコミきれない
所々に小物としてジャスタウェイがあったり、
細かいところまで見ようとすると
1度では満足できないと思います。
ぶっちゃけキャストの皆さんを見ているのに
思った以上に集中してしまって
自分自身で驚いています。
絶対に細かいところでネタを仕込んでいる
そう確信があったので、できるだけ
広い視野でみたかったのですが
実際にはかなり作品に引き込まれました。
視終わってから、そういえば**さんも出てたんだ
どこに出てたんだろう?みたいなこともあるので
何回か足を運ぶ人も多いでしょうね。
私個人の趣味趣向ともバッチリあった作品なので
久しぶりに映画で大満足できました。
これから夏休み、家族連れで見るには
ちょっと下品かもしれませんが、
面白さでは間違いがないのでおすすめです。
大ヒット御礼ということで応援上映が
決定しました!限定動画もあるそうで
映画館が近くにある人は
もう一度見に行くのに良いタイミングかと。
お読みいただき、ありがとうございました。
ナウシカ役の女優さんは、福岡出身、東宝芸能所属の長田侑子さんです。
さすがにネタばらしになるので、公式SNSに役名までは発表されていませんが、出演データやエンドロールには名前出てます。
公式ページ
https://www.toho-ent.co.jp/actress/profile.php?id=8904